「鉄コン筋クリート」

「マインドゲーム」の製作で一躍した「STUDIO4℃」が時の漫画家松本大洋の作品を映像化した作品。何気にこういう画風はあまり好きではないんだよね(笑)
アニメーション映画でまず取りざたされるのは声優さん(笑)ということで今回の声優陣は、主役に今をときめく蒼井優二宮和也を据え、他のキャストも豪華な感じ。原作を読んでないことが要因かも知れないが、二宮和也以外はキャラとの齟齬が少なく上手く演じていたと思う。特にシロ役蒼井は絶賛。キャラクターとして似ている事もあるけれど、それだけではあの演じっぷりは出来ないだろうなぁと。

スタッフロールを見て驚いたのは、動画製作に係ったアニメプロダクションの数。
日本の殆どのプロダクションが総出で作ったの?と思われるほどだった。背景はジブリだったり、ボンズもゴンゾもガイナも竜ノ子も係ってた…。
そりゃ、出来は申し分ないわなと。

と、文句。
笑い声とか泣き声とか咳とかくしゃみとかそういった類の物音、又は衣擦れやビニールのこすれる音なんかは頻繁でなければ気にもしないし仕方ないと思うのだが、話し声は勘弁してください。しかも、めちゃくちゃクライマックスの静かなシーンに「死ぬ?死ぬ?」とか囁いてるし…。

そんなもん、空気読めばわかるだろっ!

まったく何を見てるんだか…。

休日の映画館に多くは求めないが、まだそういうマナーが分からない人がいる事に唖然としましたわ。