「チャーリーとチョコレート工場」

ウンパ・ルンパが夢に出てきそう…(笑)
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演「チャーリーとチョコレート工場」をなんとか公開2日目に観てきた。
久しぶりのティム&デップの作品ということから、公開前から密かに盛り上がっていたので、なんとしてでも出来るだけ早く観たかったので、強行スケジュールとなった。
原作「チョコレート工場の秘密」もそこそこに有名な本で、周囲の極わずかの人は読んでいたみたいだが、僕はまだ未読。
なので、先入観無しでの鑑賞となった。
もうオープニングからティム・バートン色一色で、「これこれ!」と胸躍らせながら約2時間、あっという間に終わってしまった。
ティム・バートン組といえるようなキャストとスタッフで製作されたこの映画は、同じようなスタッフで創り上げた「シザーハンズ」のアンチ作品となっていると思った。
前作だと思われる「ビッグ・フィッシュ」から、ティム・バートンの作風がちょっと変わってきている。
テーマとするところは基本的に同じなのだけれど、悲壮や悲哀といった負の状態で終わることなく、ハッピーエンドで終わらせる作風へと変化しているような気がする。
主演のジョニー・デップの演技には申し分ないし、子役フレディー・ハイモアは役どころが合っていた所為もあるが、少し前に観た「ネバーランド」よりもすばらしかった。
断然好きなキャラとしては、主人公のおじいさん役デイビット・ケリーで、日本の説教臭く昔を物語る年寄りではなく、若かりし頃へと戻って孫と一緒に夢をみるような演技は一品だね。
それとは別に、イヤでも印象に残ったのはウンパ・ルンパ
ポスターなどに写っている、変な宇宙服着たみたいな人たち(笑)
マジメに夢に出てきて、自分の替え歌を歌われそうでコワイ…。
主人公以外の子供たちの替え歌をミュージカルのように踊りながら歌う無数のウンパ・ルンパは、実際に目の当たりにしたらばドン引きだろう(笑)
…「マカレナ」の替え歌なんかもあったしねぇ。

ところどころ、微妙なパロディシーンがあった。
はっきりと分かったのは、「サイコ」と「2001年宇宙の旅」。
その辺の演出と音楽は非常に面白くツボを突く作りとなっていたねぇ。

久しぶりにDVD購入即決な作品をみた充実感を味わったやねぇ。

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