「妖怪大戦争」

やっと観てきた。
いや、上映期間が終了する前にいけてよかったよ。
総評としては………

超面白かった!

ダメ出しではない突っ込みどころ満載で、最高でございました。
三池崇史、やりすぎだろう…というガメラネタやら、一番絞りやら、ジャンボの無銭搭乗やらと、コネタ満載の娯楽大作だったね。
忌野清志朗のぬらりひょうんが素人臭くていい味が出ていたし、竹中直人は言わずもがなだが、もっとも良かったのは近藤正臣猩猩だねぇ〜。
神木隆之介くんは今作でも、評価は高いだろうなぁ。
お子様向けのストーリーではあるけれど、コネタなどの内容から考えて、だいぶ大人側も狙われている感じを受けた。
まあ、製作委員会の面々が荒俣宏京極夏彦宮部みゆきといったおかしな面子がそろっているのだからねぇ。
この作品の主役はいわゆる妖怪となっているわけだけど、その搭乗する個体数がはっきりと確認できるだけでもかなりの数にのぼる。
それらがエンドロールにずらずらと名前が流れていたのは圧巻であるし、非常にマイナーな雑誌であるはずの「怪」をちゃんと出版している角川の力の入れようが伺われた。
妖怪の識別が多少出来る人には、さらに面白味が増すし、大沢オフィスの作家陣が思いっきり協力しているので、それらが好きな人にもたまらないだろう。
水木しげる翁へのオマージュとしての側面も持つこの作品は、角川が発信した久しぶりのスマッシュヒットだと思うんだけどなぁ…。