「機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者」

インラインの練習を終えてから、劇場へ。まだ時間に余裕があったので、とりあえずビール(笑)とパンフを買おうと思いきや、パンフが既に売り切れ…。ってか、前売り券買っているんだから、それくらいよこせと言いたくなるんだけどねぇ…。やっぱりマダマダ劇場のサーヴィスって低レベルだよなぁ。レイトショーで観ているから、前売りだと100円余計に払っていることになるしね。

で、入場開始になりロビーに出ていた人達がどんどんと会場入りしていく…。あれ?みんな「ガンダム」なんて観るんですか!?日曜の夜に?カノジョ連れて?(笑)公開されたスクリーンは、端っこの7番スクリーン。中サイズのホールだけど、8割がた席が埋まっている状態だった。この現象、初回のハリポタ並み!!(笑)ゆったりと、夜勤人間の特権を駆使しての鑑賞と思ってたんだけどなぁ…。

で、内容。
約1時間45分という短い時間を考えると、こんなものかな?という感じの省略の仕方。何せ30分モノの52話を映画3本にするんだからねぇ。モノとしては、TV版の映像と混ぜつつという感じで、焼きなおし部分とTV版の差がちょっとだけ出ていた。ストーリー的にはちょっとTV版を観てない人には辛い内容だったね。既知の人向けに作られている事が、時間短縮ですっ飛ばしている説明やら状況解説の具合、キャラのセリフなんかで分かる。必要最小限の説明だけは何とか脚本に織り交ぜられているけれど、初見の人には訳がわからないだろうなぁ…。まあ、入場者の大半はTV版を観ているガンダム好きだとは思うけどね。構成的には、キャラ出しとモビルスーツ(以下MS)のお披露目を意識して作っていた。TV版との違いで、気になったのはカミーユの精神的成長過程かな?序盤が必要事情に子供コドモしていて、さらに大人代表のクワトロとエマ、レコアのシーンが引き立てるように、メロドラマ臭く演出されているところがあったね。今回の「新訳」と題される所以はこんなところにあるかな?と、ちょっと思った。これはどうかな?と考えさせるのは、各所のセリフ回し。とにかく展開が早いは省略はするはで、ウン?と思う箇所が随所にあった。キャラデザの手直しが入っている様子で、レコア、エマ、フラウあたりの印象が変わっている箇所があったけど、それほどの違和感はなかったので、成功しているとは思う。

「新訳」であるが故に「旧約」であるところのTV版を観ていないとお話にならないできであることだけは、ちょっと書いておこうかなと。3部構成の次回第2部は、最もファンが多いキャラ「フォウ」が出てくるので、10月の公開も観に行く予定〜。しかし、サブタイトルが「恋人たち」って…。もうちょっと捻ろうよぉ〜。ファーストの劇場版みたいにさ。