秋山瑞人「イリヤの空、UFOの夏」1巻

 半分くらい読み進む。文章に漸く慣れてきて物語に脳が馴染んできた感じ。人物描写がイマイチ偏っているので、ヒロインである「イリヤ」の人物像が文章では表現し切れていない。イラストイメージに頼ってやっと想像できるってのは、読み手の想像力不足なのか、表紙や挿絵の先入観なのかは不明。でも、文章でもうちょっと表現して欲しいかな?その辺は物足りなさを感じるけど、人物描写に文章を割くよりは状況描写に重きを置いて、キャラは記号で十分というのがライトノベルの古くからの手法かなぁ。少なくとも銀英伝あたりはイラストにはそんなに依存してなかったよなぁ。