徒然
距離ってのは、いろんなものを隔てる。今いるところも新潟なのだが、地震の被害が無いだけで、同じ県内なのにニュースなどでしか情報が入ってこないので、他県にいるのとほぼ同じ感覚でニュースを見ている自分がいる…。ちょっと薄情な感じだが、実際に被害が無いということは仕事も普通にあるわけで…。そういう点では、朝から晩まで飛び回っているヘリの音を聴くと、ちょっとした焦燥感を感じるね。
ちょっと巡回先で見つけたものを…。作家、大沢在昌のHPからの抜粋です。
「何を考えているんだ」といった誹謗の電話が一晩中かかってきたらしい。
でも、それは違うだろう。
怒りや苛立ち、憤りを持つのは人間感情からいって理解できなくはない。しかし囚われている人間の家族の方にこういう電話をしてしまうというのは、歪んだ感情だ。
現地に行って捕まってしまった彼は確かに愚かしいが、その家族を責める人間はもっと愚かだ。自分は安全地帯に身を置いて、人を非難するぐらい簡単なことはない。それに気付かない人間がこんなに多いとは。すべてに幼さを感じる。
………例のイラクの問題、この意見に非常に賛成なので、何も語るまいて。
http://www.osawa-office.co.jp/weekly/weekindex.html
これも、上記のHPから、京極夏彦のコラムからですね。
宮部さんの「理由」(大林宣彦監督)を放映したWOWOWのドラマW枠で、『巷説百物語』の製作が決定しました。はい。「ケイゾク」「トリック」などでお馴染、堤幸彦監督。で、主演は渡部篤郎さんです。
http://www.osawa-office.co.jp/weekly/weekindex.html
いやぁ〜、ケイゾクコンビで巷説ですよ。前にやった『怪』シリーズでの、田辺誠一の<又市>も最高だったが、今回の渡部篤郎は、どうだろうね〜。
これで、『伊右衛門』の時の香川照之の<又市>とで3人の役者が同じ役を演じることになったのだが、比べてみるのもまた一興ですな。要チェック!
巷説百物語 京極 夏彦 角川書店 2003-06 by G-Tools |
嗤う伊右衛門 京極 夏彦 中央公論新社 2004-06 by G-Tools |