日曜の2本目「ヴィレッジ」

 M・ナイト・シャマラン監督作品は、これで2本目。前回は「シックスセンス」であった。その間の「サイン」、「アンブレイカブル」は未観。「ヴィレッジ」は、他の既観の友人から「『シックスセンス』みたいな感じ」というコメントで、観るのが決定。「シックスセンス」は、面白かったねぇ…。
 「ビレッジ」、舞台的にクラシカルな時代背景を意識して作っているので、映像の取り方も、わざと8ミリとか16ミリな感じを出していたと思う。この辺は、ラース・フォン・トリアー監督の世界が好きなので、非常に楽しく(楽しい気分じゃなくて、映画を楽しむという意味でね)観ていたが…。

…すいません。
さすがに睡眠不足(日曜の睡眠時間は2時間)が祟り、ぶっちゃけ半分くらい寝てたかなぁ…。生まれて初めて映画館で映画観ながら寝ちゃった。一生の不覚!(泣)しかし、断片的に観ていて、ラストはしっかり起きていたので問題ないと思われます。ってか、最後だけでいいじゃん、この映画。


 ちょっと批判モードに入ります。

だいたい、監督が自分の作品に出るなってぇ〜の。笑っちゃったじゃないですか!意味深な写り方しちゃって…。だったらカメオ出演で、もちっと有名な俳優出そうよぉ〜。ブルース・ウィリスとか、ブルース・ウィリスとか、ブルース・ウィリスとか…(笑)。ユーモアを勘違いしてちゃ駄目でしょ!?

………批判モード解除。


作品的には、そこそこの仕上がりかな?俳優陣も、華やかさはシガニー・ウィーバーホアキン・フェニックスで十分なところに、今回の抜擢で脚光を浴びたブライス・ダラス・ハワードの演技は確かに良かった。ここに、大好きな映画「スモーク」で作家役を演じたウィリアム・ハートが出ていることは、かなりハートを掴まれた。
ストーリ的には、パンフに書かれていたが、確かに現在日本での小説の一大ムーブメントになっている「本格ミステリ」に近いストーリー。そこに、ホラー的要素が入っているのも、そっくりで媒体が違うだけ。だが、その媒体の差はかなり大きく影響する。こういったミステリ、どんでん返しモノはストーリーの中の情報が公正に出ているかどうかが決め手になるとパンフレットのレビューにも書いてある。この辺を、シャマラン監督は非常にしっかりと作っているのは、「シックス・センス」でも証明済みのことで、今回も「ああ、そうですか。なるほど、そこへ落としましたか。」という感想。
しかし、冒頭でも書いた通り、ラストだけで完結しちゃっているのが惜しい。「シックス・センス」では、そのオチ以外のところにもしっかりとしたストーリーが存在していたのだが、「ヴィレッジ」は、全てがオチに向かっての情報という作り方な気がして、あまりよろしくなかったかなぁ。ちょっと残念なところでありました。

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スモーク

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