クドカン色の「69」

 博物館展を見終わって後、誘われて映画を観に・・・
観たのは、村上龍・原作、宮藤官九郎・脚本の「69」。
パンフとビールとおつまみを買って、いざ鑑賞〜。
オープニングから、クリームの「White Room」をBGMにして、
原色バリバリのアニメーション。この辺で60〜70年代初頭の雰囲気が、
十分醸し出されていた。
村上龍の作品があまり好きではないので、原作はまだ未読。
映画化されて、どこまで手を加えているのかはイマイチ分からないけれど、
かなり笑いに走った造りになっていたと思う。
脚本のクドカンは、大人計画を友人から教えてもらって、そこからちょっと
チェックしてますわ。結構この人の脚本は好き。
主演の二人、妻夫木&安藤の若手はさすがに上手かった。
安藤の役柄は難しいところだったと思うけれど、違和感なく見れたのは拍手。
脇役ベテラン陣も良かったなぁ〜。特に岸部一徳さん。
 笑い優先な印象の映画だったので、クドカンの脚本が非常に冴えてた。
でも、ネタ的には「11pm」とかマディソンスクエアガーデンバッグとか、
バリ封とか、学園闘争にウッドストック、ホームランバーと、
30代後半な人たちの、オールディーズなネタが主流だったので、今の20代前半世代にウケルのかな?と思ったけど、劇場内の反応は良かったみたいですな。

   明日は何をする人ぞ?