「さくらん」

蜷川実花初監督作品「さくらん」
原作は安野モヨコの同名漫画。
ということで、アノ人が出てるかなと?と思ったら案の定、
パンフにちゃんと名前がありましたとさ。
ほんとに出たがりな旦那だw

原作、監督、脚本、音楽と女性スタッフばかりの作品。
内容も吉原の遊女中心の話なので、女性ばかり。

正直、世界の蜷川の娘といえど、初監督であることを考慮して中身には期待しておらず、映像美を堪能できれば良いやという心構えで鑑賞。
土屋アンナには演技を期待していないしねw

が、思ったよりも良かった。

前半はグダグダで、原作の下手なトレースという感じだった。
ま、脇役陣が凄まじいので、そういう意味では楽しめたが。
あと、パンフを見て知ったのだが、東信が舞台美術の「生け花」で参加しているということで、床の間に飾られた花に視線がいった。
写真家が本業の監督だけあり、原色バリバリの映像は見ていて疲れるが動く写真集、または椎名林檎のPVwという感じで綺麗ではあった。

そして後半、原作にない脚本が追加されていた。

その部分を見ていたときに主役を土屋アンナが演じる意味を知った。

この役は確かに彼女しかできないだろうなぁと。