霧舎巧「カレイドスコープ島-“あかずの扉”研究会竹取島へ」

カレイドスコープ島―“あかずの扉”研究会竹取島へカレイドスコープ島―“あかずの扉”研究会竹取島へ
霧舎 巧

講談社 2004-06
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前作でつまらん的発言をしておきながら、シリーズ2作目を読みはじめる(笑)
キャラモノってだから怖いやね。
館モノの次が孤島モノというのは、ちょっと狙いすぎかとも思うけれど王道へと挑戦するのは自信の現われなんだろうか?
前作でキャラと文章の雰囲気を大体つかめたので、読書感は良くなった。
折角の大量殺人だというのに、なんだかラストが淡々とし過ぎているのは気になった。
「犯罪」について糾弾するシーンはあるのだけれど、ちょっと感じるものが少ない文章だった。だからといって、人情系2時間推理モノドラマのようなものはいらないのだが、中途半端な雰囲気が出ていたね。