「THE 有頂天ホテル」

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三谷幸喜監督作品。
三谷作品の映画を観るのは、何気に初めてだったりする。
テレビシリーズなんかは、「やっぱり猫が好き」とか「古畑任三郎」などは好きなんだけれど、映画は前作「笑いの大学」は観てない。
実際は舞台が一番観てみたい人ではあるけれど、そのために上京できるほどの時間とお金が無いんだよね…(泣)

で、映画。
内容としてはドタバタ娯楽映画な感じで、他のホテルを扱った作品同様にオムニバスっぽい演出がなされていたが、そこそこきれいにひとつにまとまっていたので、脚本としては凄いものだと思われる。

ま、何よりもめちゃくちゃ笑える!!

久しぶりに劇場内に笑いが響き渡るという観客の一体感みたいなものを感じられて「いい作品なんだなぁ…」と、観終えてからしみじみした。

キャスティングは、三谷ファミリーな感じの人たち+少数の有名どころ+銘バイプレイヤーで固めてあり、かなり豪華な顔ぶれになっていた。ほとんど予備知識を得ないで観たので、松たか子や、香取信吾が出ているとは思わなかったり…。
役どころで面白かったのは、オダギリ・ジョー!
「うをっ!禿カツラ!!」なキャラをじみ〜に好演していて良かった(笑)

撮影方法として、何かで言っていたが「ワンシーン・ワンカット」という方法で撮影されていて、細切れな最近の映画から考えると見やすく感じたし、舞台っぽい演出などの三谷監督の本業を発揮できるよう作られていた。
映画という感覚をちょっと忘れさせて、舞台を録画して放送したような感覚があった。

舞台的な画面構成と演出、長回しで撮影しているという役者の緊張感が、「笑い」をいっそう引き立てる。

そんな作品だった。