京極夏彦「続巷説百物語」

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巷説シリーズは文庫に落ちてからしか読んでないので、既にアニメやドラマになった内容が結構載っているっぽい。
しかし、大筋は同じでも文章として読むとキャラや出来事の演出が全く違うので面白い。
人気小説の映画化などはどちらが先でも、イメージが合わなかったり、どちらかに思い入れが強すぎたりして、両方が面白い作品ってのはかなり少ないのだけれど、これは両立されているかなり貴重な作品だと思える。
小説から生まれたこのシリーズの主要キャラの1人「御行の又市」は、小説イメージ(
これは個々にもっているものとして)を含めても、５つものキャライメージが並行して成り立ち、それぞれが納得のいくキャラとして描かれているという稀有なものだ。

１話目を読み終えて、ＷＯＷＯＷで最近ドラマ化された２話目「狐者異」をこれからドラマのイメージと比べつつ読見始めようかなと。