日日日「狂乱家族日記 壱さつめ」
サクッと読み終わった。いや、楽しくて切なくて痛くて痒い本だね。(褒めてんのか?)文章はライトノベル独特の壊れ方をした感じで設定やら登場人物なども、世界系キャラ小説の枠内なんだが、個性が出ているのはやはり言葉の選び方だろうなぁ。物語としては違うのだろうけれど、文章から時折匂ってくる文学性が面白い。主題が「家族愛」って所から匂ってくるのだろうと思うのだがね。しかし、「ちーちゃんは悠久の向こう」でも書かれていたけれど、DVの描写に何故か気合が込められていて、イタイんだよね…。秋くらいに続巻が出る予定だったはずなので、ちょっと楽しみにしながら、次へといきましょ。次は同じく日日日で6月頭に2冊同時発売されたもう一方「アンダカの怪造学−ネームレス・フェニックス」を読み始め〜。
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