相田裕「ガンスリンガー・ガール」5巻
今回は、お気に入りのヘンリエッタが活躍していないので、楽しみ半減…。って事はなく、毎巻楽しませてくれる内容だねぇ。特に今回は、ストーリー的に一つの山場だと思われる。大きく分けて、3つの話がまとめられているけれど、どれも前巻から続くストーリーの決着といった内容。特にクラエスとピノッキオの再戦は面白い。テロリストの組織内での派閥争いとかを契機に、物語を進めるといったところは、世界観がしっかりと作られている証拠だよね。しかし、その辺の思想的、政治的なお話がこの漫画には付き物なので、読むのに結構時間が掛かるなぁ…。まあ、面白いから集中している所為で、時間の経つのを忘れるけれどね。しかし、いつものことだけど、この物語って救いが無いよなぁ…。
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