中井英夫「虚無への供物」

 暇だったのでかなり読み進んだ(笑)。明日も空き時間を利用してサウサク読むぞっと。漸く殺人らしきものが一つ起きて、登場人物の4人が頭を突きつけて推理合戦をしているところ。その中で引き合いに出されるノックスやらカーの作品などをみて、先に読んだ清涼院流水らの作品に至った経緯が読み取れて面白い。…当然、物語的にも面白いのだが、いきなり事件として成立していない「人死」について、4人もの人間が推理しているのは、あまりにもスタートとして愉快。現在、180ページほど読んでいるんだけど、これで3分の1位かな?今週中には読了したいね。