中井英夫「虚無への供物」

 友人から借りたものを読み始め。来月8日発売の「ネコソギラジカル」を買う前に、読了したいんだけど…。なんだ、この厚さは!?解説、年譜等合わせて669ページ…。普通、上下に分けるだろう!って量ですな…。しかし、読み始めると面白い。のっけから、ゲイバー(笑)。昭和29年という戦後間もない設定は、京極作品で読みなれているが、その当時、巷で流行っていただろう風俗ネタ満載で、この辺も読んでいて楽しいやね。まださわりしか読んでいないのだが、それでもこの作品に影響されたであろう作家の気持ちが分かる気がする。まだ事件らしいものすら出てこないけど、非常に楽しみだね。

虚無への供物
中井 英夫

講談社 1974-03
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