西尾維新「刀語」5巻

刀語 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ)刀語 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ)
西尾 維新 竹

講談社 2007-05-08
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この物語はある種、七花の社会性の成長物語として描かれているんだねぇ。というか、だいぶ先生を間違えていると思うが(笑)
12ヶ月連続出版の5ヶ月目。あまり先を考えてない的な後書きが多いなか、結構複線もはったり、回収したりと巧く軌道に乗ってきてるんじゃないかと。

有川浩「図書館内乱」

図書館内乱図書館内乱
有川 浩

メディアワークス 2006-09-11
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久しぶりに短いペースで読了した。設定がしっかりしているのも関わらずノリがライトノベルという事で、最近色々と疲れている集中力無しの状況に適した本だった。裁判モノが非常に嫌いな僕としては、毛嫌いする内容が含まれていたけど、前作でキャラに感情移入できていた事が幸いしてそれなりに読めた。実際、これの内容が1作目だったらダメだったろうなと。
惜しくも本屋大賞は逃したけれど、本好きとしては主人公の気持ちに共感できる良作かなと。

西尾維新「新本格魔法少女りすか3」

新本格魔法少女りすか3新本格魔法少女りすか3
西尾 維新

講談社 2007-03-23
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大河小説にかまけていたら、いつの間にやら「りすか」の新刊が発売されていた…(笑)「ファウスト」も買ってはいるけれど、「りすか」に関しては単行本で一気読みしたくて未読。次巻で最後ということなので、結構佳境に入っている内容だったが、今までのあからさまな「魔法合戦」ではなく心理戦な展開はフラストレーションが溜まるものの、西尾維新の土俵みたいなものなので、やはり面白い。3巻ラストはいい話だったのだが、あの状況で終わらせるところが…ニクイ。

有川浩「図書館戦争」

図書館戦争図書館戦争
有川 浩

メディアワークス 2006-02
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面白そうだと思っていながら、ハードカバーで外すと財布が痛いので見ないフリをしてきたけれど、とりあえず読むものがなかったので購入。
いあ、面白かった。さすがに話題になるだけのことはあるなと。実際ラノベ出身の作家さんということだったので、のほほんとした内容を想像していたけれど裏切られた。かなりハードで設定も結構凝った実のある内容だった。まだあと2冊あるけれど、月1ペースくらいで買おうかなと。

「さくらん」

蜷川実花初監督作品「さくらん」
原作は安野モヨコの同名漫画。
ということで、アノ人が出てるかなと?と思ったら案の定、
パンフにちゃんと名前がありましたとさ。
ほんとに出たがりな旦那だw

原作、監督、脚本、音楽と女性スタッフばかりの作品。
内容も吉原の遊女中心の話なので、女性ばかり。

正直、世界の蜷川の娘といえど、初監督であることを考慮して中身には期待しておらず、映像美を堪能できれば良いやという心構えで鑑賞。
土屋アンナには演技を期待していないしねw

が、思ったよりも良かった。

前半はグダグダで、原作の下手なトレースという感じだった。
ま、脇役陣が凄まじいので、そういう意味では楽しめたが。
あと、パンフを見て知ったのだが、東信が舞台美術の「生け花」で参加しているということで、床の間に飾られた花に視線がいった。
写真家が本業の監督だけあり、原色バリバリの映像は見ていて疲れるが動く写真集、または椎名林檎のPVwという感じで綺麗ではあった。

そして後半、原作にない脚本が追加されていた。

その部分を見ていたときに主役を土屋アンナが演じる意味を知った。

この役は確かに彼女しかできないだろうなぁと。